普通免許の学科試験で印鑑を忘れた話
年末に普通免許の学科試験を受けに行った。
仮免、本免実技に1回ずつ落ちた僕は筆記こそ1発で受かってやると意気込んでいた。いや、落ちたといってもちょっとした言葉のあやというか、なんというか。(そのうち書きます)
9キロ離れていることもあり早起きをし、印鑑が必要とのことで筆箱に入れ、リュックを背負い気合い十分で出発した。
集合時間になると名前の確認、視力検査等をすませ本人確認の印鑑を押す場面に遭遇した。筆箱を鞄から出そうとしたとき僕はあることに気づいた。
筆箱が…ない…!!
鞄に筆箱を入れ忘れるという大失態。全身が汗で濡れ、得体の知れない誰かに盗まれたのではないかと考察するほどに僕は動揺していた。
仮免のときに印鑑を忘れていた人は家まで取りに行っていた。
取りに帰るしかないのか…。しかしながら片道30分という事実が重くのしかかる。とても試験に間に合わない…。もうダメだ。
今回は受けられないことを悟り教官に印鑑を忘れてしまった旨を伝えた。すると教官が間髪入れずにこう言った。
「じゃあ署名だね。」
思いがけない一言に僕は安堵と驚きが入り混じり心の中で突っ込んだ。
印鑑なくても受けれるんかーーーい!!って。こうして僕は無事に普通免許を手に入れたのだった。めでたしめでたし。